Archive for March, 2009

* いざ、シリコンバレー

Posted on March 19th, 2009 by tomoya. Filed under 思った.


jtpa logo

JTPA SVC09

今日からシリコンバレーに行ってきます。JTPA09カンファレンスに出席です。
講演内容は、おもにIT・バイオなどのTech系の仕事をアメリカでもやってみたい!人にぴったりなものばかり。

シリコンバレーで起業しよう!」「転職して給料2倍」などなど、タイトル見ただけで興奮するような演目が並んでいます。

そもそもは、やはり僕もシリコンバレーで働きたいなあと思ったことがきっかけでカンファレンスに出席することにしました。
久しぶりのカリフォルニア、そして初のサンフランシスコですが、それ以外特に予定は入れてませんでした。
ひとり、霧の都散策としけこむか、なんて考えていました。

サンフランシスコというと、いつも思い出すのが、村上春樹「ファミリーアフェア」という作品です。
「僕」(=兄)が、「妹」に男と旅行してきたフィシャーマンズ・ワーフでの写真を見せられるシーンで、

カジキマグロの前に妹とそのコンピューター・エンジニアが並んでにっこりと笑っていた。
「立派なカジキだ」と僕は言った。
(…)
「何回くらいやったんだ?」と僕は訊いた。
「馬鹿言わないで」とそれでも赤くなりながら妹は言った。「自分の尺度で世の中を測るのはやめてよ。世間の人がみんなあなたみたいな人間ってわけじゃないんだから」

フィシャーマンズ・ワーフでぜひ写真を撮りたいなあ、なんて。

ところが、昨年末12月あたりから、このカンファレンスの前後の日程で、シリコンバレーにある数多の企業のオフィス見学や現地で働く人たちとの懇親会などなど、さまざなツアーを自主的に企画していただいていることは判明。

さらに、今年に入り、id:ramyanaさんの呼びかけで、カンファレンスに参加する同好の人たちと集まることになりました。
これがまたHOTな人たちで、自分の持っているツテからイベントを企画したり、あるいはホテルやレンタカーのシェア話も盛り上がりはじめました。
ほとんど修学旅行のような熱気が渦巻いておりました。 

というわけで、彼らと交流しつつなんやかんや過ごしていると、金門橋を往復する間もないくらい盛りだくさんの予定が組まれた旅行になりました。

#出発前ですが、関係者のみなさん、お世話になっています、ありがとうございます、とても楽しみです!

参加予定イベント

ところで、ぼくの今後1週間の予定。カンファレンス以外に、

  • オブジェクト指向、Ethernet、GUI、WYSIWYGなどの技術・概念を生み出したPARC見学
  • Adobe Toast Masters
  • Firefoxプラグインで有名なCooliris
  • 海部美知さんとランチ
  • Apple訪問
  • Stanford院生とのミーティング
  • Facebookアプリで有名なRockYou
  • 渡辺千賀さんとのブランチ
  • Google本社ことGoogleplex訪問
  • ファイル共有ツールの決定版dropbox
  • MovableTypeなどのSix Apart
  • 起業家コミュでのパーティ
  • イノベーション集団IDEO
  • 一気にオレゴンへ行き、LUNARR

と大変なことになっている。

もともと平安貴族的な時間の中で生きているので、このようなハードスケジュールに耐えられるだろうか。
方違えなどと、言ってられないだろう。

気合いでなんとかしたい。

得たいもの

旅行の目的、ですね。

  1. 自分がシリコンバレーで働く生活を具体的に描けるようにする
  2. そのための手段を具体的に計画できるようにする
  3. 同じ志を持つ先輩・お仲間をたくさん増やす
  4. SV魂に心を震わせる

感動を体験してきたいと思います。

学者とか視察団のようなルーペ片手に根堀り葉堀りの調査旅行にはしたくない。
GoogleがどうでAppleがあれでという知識は、人づてでもネットでも得ることができるから、あんまり求めていない。

むしろ、たった1行の言葉でもいいから、自分の目が見たもの・自分の肌が感じた空気感を今後参加される人たちのために伝えることができたら、なと思う。

自分の尺度で世の中を測るのはやめてよ

と「妹」は言うわけですが、自分なりの視点を意地でも持っていきたい。そして、アウトプットしたい。

 

というわけで、いってきます。

[追記]
上のロゴはオリジナルメイド。みんなで着るTシャツ用にと、デザインしました。

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* 木を見たり森を見たり

Posted on March 18th, 2009 by tomoya. Filed under 思った, 読んだ.


前口上

僕は、隠れマインドマッパーである。
読書のとき、アイデアをひねり出すときに、マインドマップを愛用してきた。

特に、ひとりブレストなどするときの、あの「とにかくインピレーションが欲しい!」ときは、罫線すらないまったくの白紙に、手になじんだいつものペンで、書きなぐるようにマインドマップを描くといい。

気持ちがいい。

脳への刺激を感じる、というと大げさかもしれないが、連想によってアイデアの幅を広げていくときには、この「拡散する地図」はぴったりだなあと思う。
脳の中で起こっていることが、そのまま紙の上に落ちてきたようだ。これはうれしい。

それに、めっきりPCばかりの生活なので、自分の手とえんぴつで書くというアクションが、そもそも気持ちいい。

しかし、読書や会議メモの場合は、気持ちよさよりも記録しやすさを優先したいだろう。
そのような場合は、専用のアプリケーションを利用するとよい。

有償・無償含めたくさんのマインドマップアプリが出ているが、いくつか試した中で僕が気に入っているのは、無償のものだとXMind、有償のものだとMindManagerだ。

どちらもマウスをさわることなく、EnterキーやInsertキーでどんどんマップを大きくしていくことができる。
一度馴れてしまえば、操作は至ってシンプルなので、思考を跡切れさせるような煩わしさがほぼ感じることなく、マップ作りに専念できる。

手書きを完全に上回るスピード感を保ったまま、マップを拡大していけるので、アイデアを豊富にもつチームのブレストのお供にも便利だ。

ところで、今回の記事はマインドマップそのものの効用がテーマではない。
マインドマップを使って問題解決に役立てよう!という高橋政史著「マインドマップ問題解決」という本の読書感想文である。

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください。

せっかくなので、本の要旨をマインドマップでまとめてみた。

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* マーシー・シャイモフ「脳にいいことだけをやりなさい!」

Posted on March 2nd, 2009 by tomoya. Filed under 読んだ.


アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください。

夢、才能、運、日常生活、それに、「脳」というキーワードがあったので、脳科学の最新研究の成果などをまとめて、それに成功哲学・人生論を混ぜたものかと想像していました。
しかし、読んでみると、脳はそれほど関係なく、ポジティブに生きる考え方を身につけるためのアドバイスに満ちた本だということがわかりました。
騙された気が若干しないでもないですが、本の内容としてはとても満足のいくものであったので気にしないでおきましょう。

ところで、今僕は、会社員をやめて、フリーで生きていこうという決断をしたばかりの時期にあります。

今はまさに月曜日の朝で、先週までなら満員電車にゆられて、のっぺりとしたオフィスに詰め込まれていたところでしたが、今週はこうしてお茶を飲みながら、読書をし自分の人生に思いを巡らせる贅沢を許してもらっています。
もちろん、一時的に収入が途絶えるわけで、今後について不安に思うことはありますが、だからといって希望の見出せない生活に身をやつして、人生を無駄にしたくはないと考えています。

さいわい、僕の妻が職を持っているので、万が一半年たってもフリーランスとして生きる手立てが見つからないままであっても、路頭に迷うことはないという安心感はあります。

さて、こんなことをぼくは考えているわけですが、その自分の決断は、けして間違ってはいないと太鼓判を押してくれたことが、この本に巡り会えた一番のよろこびだと感じています。

通常の成功本だと、現状の自己分析から始まりますが、この本はそうではありません。

現状よりもむしろ自分の目指すもの、理想に重点を置いています。

「特別な理由もないのになぜだか幸せ」な状態を具体的にイメージできれば、楽にそれを実現することができますし、理想像をイメージするだけで脳に「幸せの回路」がつくられます。(p.52)

というわけで、自分にとっての理想状態を思い描いてみましょう。

ぼくの場合は、こんな感じです。

大都会でなく、土地の余裕のある場所へ移住して、自分の親や生まれくるはずの子供たちと一緒に、犬を飼ったり、農作業をしたり、地元コミュニティと信頼関係を築いて、生活をしていきたい。そのために、勤務地や勤務時間の自由がない会社員ではなく、フリーランスとして収入を得たい。

この生活をすることが、ぼくにとっての”happy for no reason”(この本の原著タイトル)な状態です。

さて、この理想状態を具体的にしたところから、レッスンスタートです。

レッスン1. 思考の転換

第2、3章でかかれています。茂木さん語によると、

  • ネガティブ思考の「大そうじ」をする
  • プラス思考で、脳にポジティブな回路をつくる

です。章タイトルは、「簡単で効果抜群の脳の『大そうじ』!」とか、通販なノリになっていますが、寛大なこころで赦して上げてください。

内容は、一言で言うと、「捨てる」。
不平を捨てる。
責任転嫁を捨てる。
イライラする気持ちを捨てる。
後悔・罪悪感を捨てる。

ぼくの場合は、定職まで捨ててしまいましたが。

チベット亡命政府の顧問曰く

「幸せの本当の敵は、思い込みや錯覚です。物事を違う角度から見て真実がわかったら、苦しみは少なくなります」(p.90)

ものの見方を変えることの大切さが説かれているわけです。

しかし、言うは易し、行うは難し。実際になにをどうすればそのような見方をできるようになるでしょうか。本章では、「セドナ・メソッド」「鏡のマジック」などの実践的方法が紹介されていたのでぜひ気になる方はやってみてください。

レッスン2. 実践する

第4、5章です。茂木さん語によると、

  • 何事にも「愛情表現」を忘れない
  • 全身の細胞から健康になる

まずは、とりあえず感謝すること!

スタインドルラスト修道士のように、

「感謝の気持ちに理由はありません。持っているものがどんなに少なくても、感謝することはできますよ。感謝とはあるがままの状況を素晴らしいと考え、一瞬一瞬を満たされた気持ちで生きることです。」(p.111)

そして、

「幸せだから感謝するのではありません。感謝するから幸せなのです」(p.111)

の境地にたどり着けるようにすることです。

そして、人を許すこと。監獄に入っていた僧の会話が紹介されていました

「彼らを許したかい?」
「許すものか!絶対に許さない!」
「そうか、君はまだ監獄にいるのだね」(p.122)

つまり、自分のために、自分の未来の自由のために、過去のまちがいを許すのです。

また、第5章では、脳のために、食事や睡眠に気をつかうことが奨励されています。
加工食品をやめて有機野菜などを積極的にとることは、ほんとうにいいらしいですね。
ぼくも、毎週有機野菜をお取り寄せしています。

また、多くの忙しい人にとっては、アーユルヴェーダの師のいう、

「気持ちが落ち込んだ時には続けて三日間、夜十時には眠りなさい」(p. 162)

を行ってみるとよいかもしれません。三日連続というところがポイントでしょう。
会社員時代は、こんな贅沢はゴールデンウィークとお正月にしかできなかったものです。

レッスン3. さらなる刺激を与える

残りの第6、7、8章です。茂木さん語で、3つ。

  • 瞑想などで脳を「人智を超えた大いなる力」につなげる
  • 目標を持ち、脳に眠る才能を開拓する
  • つき合う人を選んで、脳にいい刺激を与える

一日一回の瞑想や、日記に考えを書き留めることなどが、自分の精神生活を豊かにし、脳を活性化させます。
また、情熱を持って集中できる目標があることは幸せです。
さらに、心地よくつきあうことができ、また励みにもなる友人を持つことは、人生に欠かせません。

ぼくの場合は、こうしてブログを書くという経験が、自分の考えを広げ豊かにすることにつながっているように感じています。

最後のまとめ

繰り返しになりますが、この本はいわゆる「脳」にまつわる本ではありません。出版社か訳者によるこじつけは多いので気をつけるべきで、原著は「特別な理由もないのに幸せな」生活を送るためのTips集といった内容でないかと考えています。

しかし、内容はけして悪いものではありません。日々の生活での、心のもちかたについて、参考になることがたくさんあったように思いました。

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